【場面】・・・告別式(出棺の前)
【挨拶する人】・・・喪主(夫を想定) 老妻に苦労させた話
本日はお足元の悪い中、亡き妻のためにわざわざご会葬賜わりまして
誠にありがとうございました。
おかげ様を持ちまして、葬儀を滞りなく終える事ができました。
皆様方の温かいお心に見送られて、妻もきっと喜んで
ご浄土におもむいたと思います。
妻は行年73歳でした。わがままな私に40年以上もよく仕えてくれました。
これといった趣味もなく、ただ黙々と働いている姿を思い出しますと、
もっと好きなことをさせてやっていたらと、今更ながら後悔の念が
湧いて参ります。
おかげさまで娘も孫たちも元気でおりますが、とりあえず私は家族に
迷惑のかからぬ様、妻の位牌を守って今の住まいで生活をするつもりで
ございます。お近くにお越しの際はお気軽にお立ち寄りください。
妻もきっと喜ぶと思います。
これからも変わらぬお付き合いの程、よろしくお願い申し上げまして
簡単ではございますが御礼のご挨拶とさせていただきます。
本日は誠にありがとうございました。
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